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終の棲家と空き家問題

私がよく考えていることの1つに「終の棲家問題」があります。
仕事柄色んな年齢の方からお話しを聞くので、イメージが湧き楽しく考え続けています。

今は戸建てに住んでおりますが、
①大雪の日の除雪(←北海道なので)のことを考えるとマンションで除雪なしの暮らしは安心
②マンションの3階~5階くらいに住めば水災や地震に対しても戸建てより安心感がある
③老後に車を手放すことを考えると地下鉄駅近くのマンションが良い
④高齢になったら高齢者住宅に入るかも
などと考えておりました。

でも、柔軟剤やタバコ、廊下のワックスの揮発成分などが非常にツライ私には「マンションや高齢者住宅は空気が悪い可能性がある」という心配もありますし、騒音問題などの近隣トラブルもちょっと不安です。

今の家の周囲は非常に空気が良い住宅街で近隣トラブルもないため、引っ越しにより新たな問題を抱えたくはありません。

戸建てにもマンションにもそれぞれのメリット・デメリットがあるので、今はどちらとは決められないままイメージを膨らませているところです。

3分の1は空き家になる!

最近は、先ほどのメリット・デメリット以外に「空き家問題」がとても気になるようになりました。

なぜなら2033年に日本の約3軒に1軒が空き家になると言われているからです。

190万都市札幌の空き家率は今のところ全体の11.9%ですから、そう多くはないのかも?
しかも2018年に25年ぶりに低下したのですが、実際のところ空き家が目に付くことは多いです。

・空き家が増えている最も大きな原因は新築の供給過多
他には
・高齢になり老人ホームに入っている方が、最期は家に帰りたいと自宅売却をしていない
・高齢者が亡くなり誰も相続しない家が空き家になる(相続放棄など)
・相続した家を売ることができない(買い手がいない・思い出があり売りたくない)
・更地にすると固定資産税が高くなるし(6倍になる)、更地にするお金がかかるため簡単に更地にすることもできない
・人口減で住む人が減っていく
・貸そうにも借り手がつかない

などの要因が重なり空き家が増えています。
私の周りにも実家や親族の家を相続して、管理が大変だったり、ほとんど管理できていない方がいらっしゃいます。
よほど物件価格が高い地域でもなければ資産というよりは負債(維持費がかかる)と言えますし、これからは物件価格が高い地域であっても買い手が付きずらくなる時代になっていくのでしょう。

戸建て住宅の空き家が面で増加しているところも

戸建ての住宅街の中には、点ではなく面で「空き家が増加している地域」と「空き家予備軍の数が多い地域」があるとのこと。
ちょっと怖いですね。そんな中に自分だけポツンと残ってしまったら・・・
都心から20~30㎞、30~40㎞といった都心から離れた郊外住宅地の住宅市場が影響を受けている地域だそうです。
こうしたエリアは、高度経済成長期に計画的に整備してきた郊外住宅地が多く、同じような時期に同じような世代が戸建て住宅を購入し、世代交代が進まずに高齢化が進行しています。

都心から20㎞圏内程度のエリアであれば、中古住宅としての売買や住み替え、建て替えなどが行われる可能性も考えられますが、それよりもさらに郊外のエリアでは、立地によっては、将来、買い手が見つからない可能性もでてくるでしょう。その結果、既に首都圏の超郊外住宅地などで出現し始めているような「面」的な空き家問題が今後、深刻化するリスクがあるとのこと。

札幌市内には中心部から20㎞離れた地域は少ないですが、同じ時期に同じような世代が戸建て住宅を購入した住宅街というのは沢山あり、閑静な住宅街のわが家もそういった地域にあります。
高齢者がかなり多いですが若い人も住んではいます。
多くはありませんが新築物件も建築されているので、あと15~20年くらいはエリアとして大丈夫だろうか?
今は土地の価格が目減りしない地域ですが、人口が減っていく中で郊外の住宅地に空き家が多くなれば土地の価値も低くなっていくでしょう。資産とは思わない方が良いですね。

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人口減・高齢化などの影響により高まるマンション所有のリスク

マンションを所有している人にとって、これからの時代に高まるリスクとしては
・維持修繕費の高騰
・マンション内の空き住戸問題
・管理費未納・滞納問題
などがある。

自分はちゃんとやっていても他人のせいで居住環境の維持が難しくなることが考えられます。
マンションに空き室が増えると管理組合の維持が難しくなり、定期的な修繕が行われなくなります。
今後マンショの老朽化は日本全体で急速に進みますが、マンションは戸建てと比べると建替えは難しく、利害が対立して話しが何年も進まないこともよくあるそうです。
老朽化したマンションの管理が住みずらくなってしまった場合、自分が引っ越すことはできても、古くて買い手がつかないマンションを保有したままということになり、二重の出費をするのは厳しいですよね。
所有している方は、築年数、エリアの環境、自分の年齢、自分の死後の処分に困らないか、お子さんにどうしたいのか伝えておくなど、あらかじめしっかり考えておいた方が良いでしょう。

賃貸を選択する人が増える可能性

高齢になると、賃貸住宅を借りることが難しいことは事実としてありますが、それは「今は」そうだということです。
人口減と高齢化が進む日本では今後も空き家が増え続けることは確実で、借り手がつきにくくなったマンション所有者の多くが、高齢者(や外国人)の入居を拒むどころか喜んで賃貸する時代になるとも言われています。
これからはお金があっても家を買わないという選択をする人が増えるかもしれません。
需要と供給のバランスにより住宅価格が下がることは容易に想像がつきますので、購入したとしても資産というよりコストだという認識でいた方が良いでしょう。
私も、色々なリスクを考えると「高齢になると借りにくいかもしれない」ことを除けば、「賃貸」の方が身軽で良いなと思うようになりました。
大きな災害が増えている昨今、賃貸は災害での持ち家の損害がない点で非常にメリットがあります。もちろん災害に遭った場合には・・・ですが。
持ち家→賃貸→高齢者住宅と、引越しする度に荷物を少なくしていくと、後で家族に「実家の片づけ」や「遺品整理」で負担をかけずに済むこともできますし、荷物が減る度に心も軽くなる・・・かもしれません(私の場合)。

人生の最期の時を過ごす「終の棲家」を考えるポイント

みなさんは人生の最期に暮らす家のことを考えていらっしゃいますか?
若い方は普通考えていないと思いますが、40代から漠然と考えたり、親の家のことを考えたり話し合ったりしておいて
50代くらいから自分の終の棲家のイメージを膨らませておいてはいかがでしょうか。
家に関してのムダな支出を抑えることにもつながります。
実家を相続して住むなら自分の家は買わないでおくとか。
老後に住みたい家を建てるなら、今は住居費を抑えるとか。

終の棲家を考えるポイントの一部をご紹介します。
・その場所(地域)が適しているか

・何を重視した生活にするか
・年齢を重ねた時の身体の変化について
・現在の住居の処分
・次の世代の方へ迷惑をかけないようにする
など。

結局、どんな選択をしても困らないために資産を沢山準備しておかなきゃ!!
と思いました。
高級賃貸(笑)高級老人ホーム(笑)で悠々自適に暮らすイメージで資産形成をしていきます。

年末年始にご実家に帰省する方も多いと思うので、ご両親と家のことに限らず色々とお話ししておくことをオススメ致します。
どうぞ良いお年をお迎えください。

 

 

FPまりりん

札幌のファイナンシャルプランナー・お金と家計の相談家「FPまりりん」です。 2008年にファイナンシャルプランナーとして開業し、個人のご家庭のマネードクターとして家計と資産形成のサポートをしています。FP Faith代表(お金と家計の相談家)/マネーバランスFP/CFP®/1級FP技能士

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