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相続・終活

いのちの遺言状 リビング・ウイル

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みなさんは自分の最期について考えたことがありますか?
私は何回も考えたことがあります。
最期の日には大好きな「白玉」を食べてから死にたい、次に食べたいのは「たらこおにぎり」だな~とか、
大好きな友人たちに見送られて死にたいから「みんなには長生きしてもらわなきゃ」といったポジティブなイメージです。
実際に何人かには「私が死にそうになったら白玉を作ってきてね」とお願いしてあります(笑)最期の日に白玉が食べられるとしたら、かなりの大往生ですね。
しかし・・・80代の母と親友二人のことを見ておりますと、誰かに何かあった時に駆けつけることが難しくなってきています。高齢になると行動に制限がかなり出てくるものだと感じています。

そして、なかなか自宅で最期の日を迎えることが難しくもあります。
持病があって入退院を繰り返していたり、高齢になり施設に入居していたり、
そうでなかったとしても体調が急変して救急車で運ばれて病院で治療を受けるケースもありますね。

厚労省の2016年の統計によると
病院死 75.8%
自宅死 13%
施設死    9.2%
となっていて、施設死は年々増えています。

ちなみに1951年は
自宅死 82.5%
病院死 11.7%
だったのですよ。
ものすごい変化ですね。

病院死が多いということは、現代の最新の医療を施されて死ぬに死ねない可能性も十分にあります。
もう、回復の見込みがなく命が終わろうとしていても、家族の懇願により延命措置が行われてしまうかもしれません。
緊急の場合、家族がゆっくり考えて決断する時間もありません。
自分自身が「どんな状態だとしても生きていたい」と強く望んでいるなら延命措置をしてもらう選択でも良いですが、そうでないのに延命措置をされてしまったらどうでしょう?
私は嫌です。
延命措置により、意識のないまま何年も生きたり、胃ろうをしながら生きることよりも、もし来世があるならば早く生まれ変わって新しい人生を生きたいです。

母には「私に何かあっても延命措置はしないでね」と伝えたことがありますが、両親はだんだんと判断や決断の能力が弱くなっていますから、私に緊急事態があったとしたら「娘には自分より先に死んでほしくない」と思って慌てて延命をお願いしてしまう可能性もあります。本当に真剣に考えてみると、それは絶対に避けたいところです。
それについてはエンディングノートに「延命はしないでほしい」と書いてあるのみで、ちゃんと対策していませんでした。

そんな私に「日本尊厳死協会」の存在をお知らせしてくれた方がいました。尊敬する74歳にして現役スーパーウーマンの方。
この協会で用意してくれる「リビング・ウイル(終末期医療における事前指示書)」に「自分の命が不治かつ末期であれば、延命措置を施さないでほしい」と宣言し、記しておくのです。
もしもの時の延命措置を控えてもらい、苦痛を取り除く緩和に重点を置いた医療に最善を尽くしてもらうための自分の意思を明確にしておく「いのちの遺言状」です。
(それを持っておくことや身近な親族や友人に伝えて配っておく必要あり)

表明された意思がケアに携わる方々に伝わり、尊重され、あなたが自分らしく誇りを持って最期を生きることにつながります。
(救命を拒むものではありません)
もしもの時、どのような医療を望むか、望まないかは自分自身が決めることです。でも、自分が意思表示できない状態ということも十分にあり得ます。

若いからといって、今日、明日何があるかわからないのが人生です。
自分には関係ないという話しではありません。若い人は亡くなる確率が低いだけで、自分に何も起きないという保証はないのです。
若くてまだまだ生きるであろう皆さんも、リビング・ウイルについて知っておいて損はないと思います。必要だと思う時が来るかもしれません。

リビング・ウイルと日本尊厳死協会について知りたい方は、こちらのHPをご覧ください。
https://www.songenshi-kyokai.com/living_will.html

「尊厳死」と「安楽死」の違いもここに書いてあります。
みなさんは、違いがわかりますか?

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